小須戸スコープ

KOSUDO Scope

新潟県で開催された「小須戸ARTプロジェクト2021+」にて展示した立体作品。小須戸のリサーチでは、町屋の縦長の構造に最も興味を持った。商店街から見える間口からは想像のできないほどの奥行きがあり、工夫が凝らされている。小須戸には現在も営業しているお店がある一方で、店仕舞をして空っぽになったお店や、内装を残したままのお店など様々であり、ガラス越しに彼らがどんな生活をしていたのかが気になった。

町屋は見えない奥行きを想像させる構造をしている。実際には中に入らないと、どこまで続いているのか分からない。そのような体験から、奥行きを想像した時の感覚をスコープに例えた。

小須戸ARTプロジェクト 2021+ / リサーチ+成果発表作品
町田ギャラリー薩摩屋
W4000×D1500×H1500
木材